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身体に関わる専門的な情報を、一般の方々にもわかりやすく伝えていくためのブログです。

No.11 姿勢の癖は、誰が悪者なのか

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身体の問題は、姿勢からの影響が大きく、何かあれば、姿勢が〇〇になっているから!と、何においても姿勢という問題はよくつきまとう事だと思います。

 

 

でもなぜ負担がかかる姿勢を人はわざわざとっているのでしょうか?

 

 

例えば肩こりになりやすい姿勢であれば、肩こりにならない姿勢をとれば良い話しですが、そう簡単にはいかないですよね?

 

 

姿勢の癖を作りだす原因について考えていきたいと思います。

 

 

私たちの姿勢は、生活習慣を映し出す鏡のようなもので、無意識にしている偏った動きの繰り返しによって、よく使っている部と、使えていない部分ができてきた結果、それをとして起こしたものです。

 

 

もう少し紐解くと、よく使っている筋肉使えていない筋肉があり、その筋肉や関節から脳にその情報が送られて、脳が情報を処理してします。

 

 

その情報を処理した後に、脳から身体にどれぐらいの力を使えば良いか、使わないで良いかなどの指令が出てます。

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よって、姿勢は自分で決めているのではなく、脳が決めているのです。

 


例えて考えると、ミックスジュースのようなものだといえます。

 

 

色々な果物を加えて混ぜた結果、バナナ味のミックスジュースになったり、ピーチ味のミックスジュースになったり、入れたものによって味が変わりますよね?

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姿勢や動きも、あらゆる情報が合わさった結果、できたになります。

 

 

それでは、この形を変えるためにはどのようにすれば良いでしょうか。

 

 

それは、脳に送る情報を変えてあげれば、脳の中で解釈される情報も変わり、出力させる情報も変わることとなります。

 

 

ミックスジュースでいえば、混ぜる果物を変えれば、出来上がるジュースの味が変わります。

 

 

そのため、姿勢を治すためには、身体の中で使えていない部分の情報を脳に送ってあげる必要があります。

 

 

例えば猫背姿勢を治すためには、猫背になる習慣があることで、猫背の情報を脳にたくさん送ってしまっています。

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これでは、どれだけ良いトレーニングをしても生活をしている時間の方が長いため、姿勢は改善していきません。

 

 

また、姿勢は感情の影響を受けやすいため、落ち込んでいたり、悩みを抱えていると猫背になりがちです。

 

 

レーニングでなかなか成果が出にくい方は、生活習慣を見直してみて下さい。

 

 

とは言っても、仕事がデスクワークで難しいケースもありますよね?その場合は、ケアをする時間をとってあげて下さい。

 

 

例えば、猫背姿勢では頭が前に出て、肩甲骨が外側に寄り、背骨が曲がっている姿勢となりますが、その逆をしてあげて欲しいのです。

 

 

あごを引いて、背骨を伸ばして、肩甲骨を寄せる運動を行うように、逆となる情報を脳に送ります。

 

 

簡単な方法としては、上向きに寝転んで膝を立てた状態で、頭の後ろで手を組み、あごを引いて胸を張る体操などがあります。

※あくまで一例です。

 

 

このように正しい情報を送るトレーニンを行うことで、脳の中で解釈される情報も変わ、出力させる情報が変わってきます。 

 

 

まとめとしては、悪い姿勢になっている習慣がある限りは、姿勢はなかなか治ってくれません。

 

 

また日常的に悪い習慣が余儀なくされる場合は、その習慣の逆となる運動を行いケアをしていくことが必要です。

 

 

姿勢を治すためには、身体の使えていないところを使えるようにしていき、脳に足りていない情報を送っていくことが改善していくために必要こととなります。

 

 

すなわち、脳をアップデートしていくことが重要です。